自分の脳味噌がもうひとつ増えたよう

三上がトータル・ライフ・コミュニティーに参加するようになったのは、山口恭一個人に人間的な魅力を感じたからだという。彼は、初対面の山口恭一を見て、
「あっ、彼ならば、協力者になってもらえるな」
と直感が働いたという。その直感は、間違っていなかったというわけだ。
山口恭一と知り合った当時から、プラネッツの構想を抱いていた三上は、「女性を組織化して共済組合を作り、データベースを構築する」というトータル・ライフ・コミュニティーの基本方針に興味があった。
三上の話を聞こう。
「最初に山口恭一さんと会ったのは、アイデアバンクが主催したアントレプレナーのための合同セミナーでしたね。そこで、山口恭一さんの話を聞いて、これは面白いと思った。後日面会して、すぐに入会させてもらったんですよ。まだ初期の頃で、会員も5、6人しかいなかったんじゃないかな。
最初のうちはね、山口恭一さんの人脈につなげてもらうということで、月に2,3回は会っていましたね。会っているうちに、人格的に惚れこんだんですが、よく考えてみると、ぼくとはタイプが180度違う。彼は、エネルギーで人をぐんぐん引っ張っていくタイプですものね。しかも、発想が泉のように湧いてくるし、頭も切れる。自分とはかなり違うなという印象をうけました。でもね、彼と会っていると、自分の脳味噌が、もうひとつ増えたような気がするんですよ。なにしろ、発想が豊かですものね」
三上は、山口恭一からアイデアを借りるばかりでなく、さまざまな人を紹介してもらっている。紹介してもらった人から、さらに人脈が広がり、いまではどんどん広がっている。
フランチャイズの勉強も、トータル・ライフ・コミュニティーでしたという。
入会時、まだ健康食品の販売だけを手がけていた三上は、ちょうど、札幌でプラネッツの構想を得たばかりの時期だった。トータル・ライフ・コミュニティーが、全国展開で会員を集められているのを見て、三上も、プラネッツを全国フランチャイズにしようと考えたのだった。だから、もし、三上が山口恭一と会わなかったら、プラネッツは一地域内の、たんなる宅配システムに終わっていたかもしれない。
三上は、トータル・ライフ・コミュニティーへの期待を、次のように語る。
「山口恭一さんのリーダーシップはすばらしいものがあるが、今後のことを考えると、やはり、会員の役割分担も考えていった方がいい。それぞれの会員が独自に活動を模索して、新しい方向性を探っていった方がいいですね。今のメンバーには、その力が十分あると思います。そうなるようになったら、これはもうすごい会になりますよ」
三上の期待は大きくふくらんでいるのである。