鍵をにぎる“ふれあいレディー”リーダー

ふれあいレディー組織化のひけつは、じつは、リーダー役の女性にあると三上はいう。ふれあいレディー10人について1人のリーダー役の女性が、企業サイドに立って発信することによって、情報が客観的になるというのである。
「最初、ふれあいレディ―はあくまでも消費者という位置で見ていたんですけれど、実際にフランチャイズで組織してみると、消費者の立場では仕事はできないんですね。これは、参加したフランチャイジーからの意見でわかったことなんです」
先程述べた球形のフランチャイズの効果がここででてきたわけだ。本部からのトップダウン方式では、フランチャイジーからの意見がこのように組織全体を動かすことはありえない。
「フランチャイジーからの意見によれば、ふれあいレディ―はあくまでもプラネッツの立場に立っていなければならないというんですね。たとえば、チラシをポストに入れる場合でも、くしゃくしゃにしていれるのか、丁寧にいれるのか、カタログを渡すときでも、ちゃんと手渡しするのか、ただポストにいれるのか、こういった感情的ともいえる問題は、やはり、組織的に教育していかなくてはならない。やはり、リーダー役の女性から教育していかなければならないわけです」
プラネッツとしては、ふれあいレディ―にどれだけの給料がはらえるかだけを考えているのではないという。それ以外に、どれだけのメリットがあるか、彼女たちに、仕事面でどれだけのプラスがあたえられるかが鍵になるという。
そして、どのように教育しても、彼女たちは、やはり主婦なので、主婦的な感性はもち続けてくれているのである。
つまり、たんなる配布のおばさんという発想から、できるだけ遠く離れていかなければ、組織化は不可能だというのである。
そのために、プラネッツでは、リーダー役の女性をあつめて、講習会を随時開催しているのである。