“ふれあいレディ”ただいま活躍中

では、ここで、プラネッツの具体的な事業内容を順番にみていこう。
先程から述べているように、プラネッツは、“ふれあいレディー”に消費者(プラネッツの用語では“生活者”)とクライアントとのパイプ役をさせる情報流通の機構である。流通されるのは、情報ばかりでなく、商品もある。

①宅配
プラネッツの根幹となる事業が、この宅配である。
企業の情報、商品の情報を伝達するために、パンフレット、チラシ、DM、コミュニティー誌、商品サンプルなどを宅配するのである。
全戸配付はもちろんのこと、より広告効果を高めるために、日的、用途、地域、対象別に配付することができる。
たとえば、ペットフードの会社ならば、ペットのいる家だけを選んで、チラシやサンプルを届けてもらうことができるわけだ。こうすれば、たんなる新聞の折り込みよりもずっと宣伝効果が高いことは、いうまでもない。

宅配のなかには、さらに、以下のものがある。
・選別配布
集合住宅、一戸建て、庭のある家など、特別に指定された先にだけ配付するシステム。ターゲットを選んで配付するので、効率がよい。
・訪問配布
試供品のマーケットリサーチなどの場合は、メッセージをそえて、直接手渡しするシステムがとれる。
・指定配布
500世帯ごとにェリアを指定して配布する。

このような宅配システムは、ひとりで500世帯を担当する“ふれあいレディ”が週に1~2回、2~3時間をとって行われるが、彼女たちは宅配を担当するだけではない。各地域の情報をプラネッツを通じて企業にフィードバックするパイプ役も果たしているのである。

企業とのパイプ役としてのふれあいレディーの活躍には、以下のものがある。
・マーケットリサーチ
消費者でもあるふれあいレディーは、家庭の購入決定権をにぎる主婦の気持ちに精通している。きめの細かい市場調査が行える。
・SPパックアップ
企業がイベントを企画した場合、ふれあいレディーのネットワークを使って参加者を動員したり、DM発送の代行を行ったりして、セールスプロモーションを側面から支援する。
・情報提供
特定地域内の情報や、顧客のプロフィールについて、企業に情報を提供する。
・コンシューマリサーチ
商品の反応を企業に伝えるシステム。サンプル商品を実際に使ってもらい、消費者の反応を把握できる。

これらのほかにも、広告媒体「ふれあいポスト」の発行と宅配ショッピング「ハートライン」が立案され、すでにビジネスとして活動を始めている。「ふれあいボスト」は月刊のタブロイド判新聞で、名古屋地区で三五万部の発行。家庭の主婦を対象とした実用読み物や広告が掲載されている。これは、各フランチャイジーでも発行がすすんでいる。
宅配ショッピングの「ハートライン」は、カタログによる商品販売で、やはり家庭の主婦向けの商品の販売をしている。商品は、ふれあいレディーが直接持参し、代金もその場で回収する。