トータル・ライフ・コミュニティーは自己実現の場

中村事務局長に、さらにトータル・ライフ・コミュニティーの特徴を続けてもらおう。やはり、事務局長の立場にある彼は、客観的にメンバーを眺めているようだ。
「直接のビジネスを期待して入会している人は少ないですね。それ以前に、経営者として刺激を受けたい、山口恭一に魅力を感じて入会したという人が多いんです。
だから、入会条件も、最初から間口を狭くしてある。拡げようと思えば、入会金1万円、月会費5千円でもできるし、そうすれば、いくらでも人は集まってくる。でも、そうなると、他の交流会と一緒のことになってしまう。
300万円の出資を募ってやっているわけですが、これには配当保証もなにもありません。
だから、トータル・ライフ・コミュニティーへの参加を新規事業として考える人はいないわけです。そういう意味では、トータル・ライフ・コミュニティーに参加して、情報や人脈を拡大して、明るい経営者たちと実践的交流ができるということ自体に、300万円の価値を感じる人だけが、入会しているといえるんです。結果的には、この切り口がよかったと思っています」
このように語る中村は、もともとトータル・サービスの社員だった。ところが、入社して1か月後に事務所に配属され、約2年後に山口恭一から、「お前にトータル・ライフ・コミュニティーの事務局をまかせるから、やってみろ」という命令を受けて、右も左も分らぬままに始めたのである。現在、彼と3人の女性がトータル・サービスのオフィスを間借りして、運営にあたっている。
中村は、トータル・ライフ・コミュニティーは、「自己実現の場である」と断言する。いったいどういう意味なのか。
「この団体のメンバーであることが、本人の自信につながり、ステータスとなるような団体にしたいんです。その人の人生に、いろいろな面で刺激をあたえたいんです。そのためには、まずなんといっても、山口恭一個人を気に入ってもらうことですね。山口恭一はプラス発想の人間ですから、熱意はすぐに感染する。彼は野を超え、山を越え、国を超えて熱意を説いてまわる。幕末の志士みたいなものです。相手に熱意を訴えかけて、一緒にやりましょうと同志を募ってまわっているんです。
私もずいぶん山口恭一に感化されていますから、マイナス発想は、すでに体が拒否するようになっている。だから、悩まないし、苦労も苦労とは思わない。忙しくてもストレスもたまらないから、酒を飲んでストレスを発散することもないんです」
つまり、中村のいいたいのは、山口恭一のプラス発想を受け止めていれば、必ずや成功への道が歩めるようになるということなのだろう。トータル・ライフ・コミュニティーは、成功への1つのステップなのだと彼はいいたげだった。